とても感受性の強い人(HSP/Highly Sensitive Person)
金曜なのに暇すぎて一日に二つも記事を書いております。
先ほどカウンセラーに、精神の病気になる人は感受性が強くて、外からの刺激にストレスを感じやすい人が多く、私もきっとそうだろうと言われたのが気になって、
感受性が強いのって損だな~
と漫然とネットを見ていました。
すると、HSPという言葉に出会いました。
感受性が強すぎて困るくらいの人が6人に1人くらいの割合でいるのだそうです。
またまた、おしゃれ女子の流行ワードか?と思ったのですが(すみません)、結構真面目な研究であるようです。
HSPの研究者であるエレイン・アーロンさんのサイトがこちらです。
このサイトではHSPに当てはまるかどうかのセルフチェックもできます。
私がチェックをやってみたところ、全項目当てはまりました。
私を観察して質問項目を作ったのかってくらい図星でびっくりしました(妄想は発症していません)。
痛みに敏感なこととか、大きな音が怖いこと(現在もAmazonがチャイムを鳴らすのをびくびくしながら待っています)、すぐびっくりしてしまうことなど、弱虫で治したいと思っていたのですが、これは生まれ持った性質であるそうです。
もし「気が小さくて」悩んでおられたら、セルフチェックをしてごらんになるといいかもしれません。
HSPに当てはまるからどうしたらいいのかということは、アーロンさんの本を読むしかなさそうです。
The Highly Sensitive Person: How to Surivive and Thrive When the World Overwhelms You
- 作者: Elaine N. Aron
- 出版社/メーカー: Thorsons
- 発売日: 1999/08/16
- メディア: ペーパーバック
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ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 (SB文庫)
- 作者: エレイン・N・アーロン,Elain N.Aron,冨田香里
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
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(日本語版は訳がとても読みにくいそうです。)
そういえばカウンセラーは、私がもっと元気になるまで
・大勢の人がいる場所を避けるように(人混みやパーティー)
・変化が多い時期は注意して過ごすように
・臨機応変な対応が求められる場をできるだけ避けるように
・できるだけ決まった人たちと仕事をするように
・近しい友達とだけ会うように
などなどアドバイスをくれていましたが、私がHSP的な生き物だというお見立ての上なのでしょう。
このような状況にあったときは自分で気が付いていなくてもすごく疲れるから、気をつけて休むようにと言われています。
もっと元気になったら回避する以外の対応もできるのでしょう。
HSPの人がどうやって幸せに生きていけるのか、アローンさん方にはぜひ引き続き研究していただきたいです。(自分で研究したいくらいです。)
もし本を読んだら内容を紹介しますね。
しかし、自分の悩みに名前が付いて、仲間がいることが分かるだけでもかなりすっきりしますね!
HSPは芸術家や研究者に向いていると書いてありましたが(ホントか?)、自分は無意識のうちに生きやすい環境を求めていたのかなーとちょっとうれしくなりました。
もっと打たれ強くて、あちこち飛び回ってバリバリ仕事をして、徹夜もへっちゃら!というような人になれればなりたいですけど、HSPなりに人の役に立てる道を探そうと思います。
カウンセラーが教えてくれた、神経を鎮める方法
神経過敏になっていることを相談したら、カウンセラーが早速いろいろな対策を教えてくれました。
せっかくですのでご紹介します。
ちょっとスピリチュアルっぽいものもあるので、ピンときたやつだけやればいいからね、とのことです。
とにかくリラックスして夜を過ごし、深く眠ることが大切なのだそうです。
・体を温める
首や足などを温めるとリラックスできるそうです。
お風呂も汗だくにならない程度にゆっくり浸かりましょう。
お風呂が怖い場合、家に帰ってすぐまだ明るいうちに入るようにしましょう。
・落ち着ける音楽を流したり、アロマを焚いたりする
テレビは夢中になってしまうので、夜は控えた方がいいそうです。
・夜でもいいので、換気や掃除をして気分をすっきりさせ、部屋が安全であることを確かめる
お清め的な効果と、自分で部屋の隅々まで見るので安心するという効果があるようです。
体を動かすと、不安で強張っていたのもほぐれます。
・ヨガやストレッチをする
・間接照明をつけて眠る
真っ暗よりも、寝る前の不安に襲われにくいそうです。
・すっきり、シャキッとする飲み物を飲む
先生はペパーミントティーを飲むそうです。
カウンセリングでたくさん辛い話を聞いたりした後、自分の中身を流し出す必要があり、お茶を飲むのはその象徴的な行為らしいです。
神経過敏になっているときは周囲の物が自分に入り込んでいるので、それを追い出すためにシャキッとするのがよいそうです。
・あらかじめ、夜の過ごし方や次の日の予定を脳内でシュミレーションしておく
考えておいたことをこなしていけばよくなるので、落ち着いて過ごせるそうです。
夜もリラックスして過ごすにはどうすればよいか、考えておくといいです。
いろいろありますが、何か役に立ちそうなことがあったら試してみてください!
お化けが怖いのはぎりぎりのサイン
四月第一週目も木曜日となり、だんだん疲れが溜まってきているようです。
なぜ分かるかというと、MAX疲れた時に起こるあの現象が起きているからです。
お化けが怖い。
お前は何を言っているんだという感じですが、ほんとにお化けが怖いんです。
目の端っこに何かよくわからないものを見たり、何でもない場所で突然恐怖を感じたり、
一人なのに何かの気配を感じたりするんです。
エスカレートすると、布団の周りを何かがぐるぐる回って「早くこっちへ来い」と言っている…みたいな幻聴になるんだと思います(めっちゃ具合悪い時になりました)。
ちょっと霊感みたいですが、精神が疲れた時にだけ起きるので、神経過敏になっているのだと思います。
このことは恥ずかしいから誰にも話していないのですが、これを知らないはずのお医者さんにも「一人なのに誰かの気配を感じたりしませんか?」と定期的に聞かれるので、きっとよくある症状なのでしょう。
これが出た時はかなり黄色信号だと思って、心身を労わることにしています。
お化けが怖くなると、夜外に出られなくなったり、お風呂で髪が洗えなくなったりするので困ります。
でも大抵この症状は一晩で過ぎていきます。
今日はお化けに怯えながら寝ます。
毛づくろいで自分を大切にする
四月も一日一日と過ぎていきます。
今月は欲張らない…欲張らないぞ…
毎日を平穏無事に過ごせればオッケーで、余分の仕事などを進めようなどとは思わないように。
四月にこけるというのは何度も経験したので、用心に用心を重ねていきます。
みなさんは四月の罠ありませんか?
今日は、お風呂上りに全身保湿するのは気分が良くなるのでおすすめ~!という話です。男性にはあまり関係ないかもしれませんが…。
最近、香りにつられて要りもしないボディミルクを買ってしまいました。
全然保湿とか必要ないくせに、つい!
お風呂上りに全身にボディミルクを塗っていると、なんだかすごく自分を大切にしているような気になってきます!
自分を大切に、労わって、とはよくカウンセリングで言われますが、頭の中では自分を責めてしまったり、ないがしろにしたり、なかなか上手くいきません。
でもこうして全身を撫でさすっていると、すごーく大事にされているような感じがします。
頭でわかっていてもうまくいかない場合は、体からアプローチしてみるのもいいのかもしれませんね!
男性は体に何か塗ったりしないと思いますが、丁寧に体を洗ったりするのもきっと心にいいと思います。
体を洗うアイテムとしては、無印良品で売っていた(今もあるのかな?)天然の海綿がふやふやでおすすめです。
もちろんお気に入りのボディソープを使ってくださいね!
深刻な乾燥肌にお悩みでなければ、ぜひ成分よりもお好きな香りにこだわってみてください^^
いい香りに包まれて眠るのはしあわせです。
ジョンソンアンドジョンソンのものなども保湿効果が評判ですが、香りを試したら人工的でだめでした。
私のおすすめはニールズヤードレメディーズです。ちょっと高いけど、たまになら!
もっとお金持ちになったらジョーマロ―ンとかのを使うつもりです。
うちの猫を見ていると、何かに失敗したり気に入らないことがあったりしたら、すぐに毛づくろいを始めます。
きっとそうして気分転換しているんだと思っています。
私も自分の毛づくろいを見つけたいのですが、いい香りを使った体の手入れはかなりいい線いっていると思います。
眠る前に気持ちを落ち着けてくれますよ。
疲れやすい時の友だち付き合い
休みだったのでお花見に行ってきました。
目黒川は見頃で、満開の木も多くありました。
平日の昼間でも、すれ違うのが難しいほどの混雑ぶりでした。
目黒川は川沿いにずーっと桜が続いていて、かなり歩くタイプのお花見をすることになります。
いっしょに行ったのはそんなに気安い友だちではなかったので、疲れてもついがんばってしまって、現在ぐうの音も出ないほどへとへとです。
まだ少し疲れやすく、人混みが苦手なこと。
そして調子に上下があるのでドタキャンしたい日があること(半分くらいは無理して行くけど)。
この辺が友だち付き合いをちょっと難しくしています。
親しい友だちならいいのですが、仕事の知り合いや新しい友だちの場合、病気のことを説明するのも変だし、いつもなかなか言いだせません:;(∩´﹏`∩);:
「疲れたから帰るね」って、「あー、お前といると疲れるわ!」って感じに取られそうで…。
「用事があるから○時に帰るねー」とあらかじめ言っておけばいいのかなと思って、ときどき試しています。
つい盛り上がって長くなってしまったりするので、翌日寝込まないためにはいい手だなと思っています。
ただしあまり多用すると忙しない奴だと思われます笑
大丈夫だと思ってても疲れたり、楽しみにしてたのは本当なのにその日に調子悪くなったり、上手に対応するのが難しいです。
もちろん仕事と体調が優先なので、よほど余裕がないと予定は入れないことにしています。
あとは、気心の知れた友だちとの付き合いを中心にやっていこうと思っています( ´ ▽ ` )
いろいろめんどくさくても仲良くしてくれている友だちには感謝しています!
4月も4日終わりましたね!
きっとこの調子で無事に終わっていくことでしょう。
4月、5月はお気をつけて!
どうも。
今年は桜がなかなか咲かなくて、2分咲き5分咲きと長く楽しめていいですね!
東京の私が住んでいる辺りはまだ5分咲きくらいです。
今日から新年度ですが、私はめいっぱい落ち込んでおります!
昔馴染みのしょんぼりの種が全部戻って来ました。
月曜のことを思うと発狂しそうです。
みなさまはいかがお過ごしですか?
カウンセラーの先生によると、4月・5月は精神的不調を訴える人が急激に増える時期なのだそうです。
また元々病気で療養中の人も、ぐっと調子が悪くなることが多いそうです。
だからいつもより気をつけて、ゆっくり運転で過ごしてください!
個人的には4月からちょっとした仕事が始まったりするので気力が充実していてほしい時期なのですが、だめなものはしょうがないので、カタストロフィーがなければオッケーというくらいを目標に、そろそろと過ごそうと思います。
みんなが張り切っている時期にどんよりしているのは余計つらいですね。そういうこともあって、不調の人が多いんだと思います。
環境が変わったり、新しいスタートに気負ってしまうのもストレスになりますね。
みなさまどうぞ多くを企まず、張り切り過ぎず、穏やかにお過ごしください!
『うつヌケ』を読んでみた(感想)
話題の漫画、田中圭一さん作『うつヌケ』を買いました。
めったに漫画は買わないんですけど、当事者として、みんながどうやって鬱から脱出したのかどうしても気になりました。
田中さんもうつ病の経験者だそうで、「今もトンネルの中で苦しむ人たちを 救わずにはいられない」という執筆の動機にはとても共感しました。
それで漫画家さんの立場から、いろんな人たちのうつ脱出の経緯をレポートしてくれています。
(結論を先に言うと、「読まなきゃよかったな~」です。自分は「うつヌケ」したし、興味があるから他の人のエピソードも読もう、というくらいの気軽さで読んだのですが、自分も苦しんだ体験をそんなに距離をとって読むことはできないし、「自分はここに出てくる人たちと違う…まだ元気になっていないのかも」と自信がなくなってしまいました。本が悪いわけではありません!当事者よりも、周りの元気な人に読んでもらって、うつを知ってもらうための本にするのがいいかな~と思いました。)
以下は内容と感想です。
いろいろな立場の人がうつ病になったいきさつと、どうやって脱出したかが短い漫画でまとめられていて、元気がなくても読みやすいと思います。
単純にたくさんのケースに触れるだけでも、自分が経験していることは本当に誰でもなりうる、はっきりした原因のある「病気」であって、甘えではないんだな、と思えます。
また、それぞれの人が思い思いの方法でもがいてうつから逃れようとする、その必死さがあるあるだ~と思いました。
それはアファーメーションだったり、プラモデル作りだったり、催眠術だったり、合気道だったり、ちょっと怪しくて変てこなのですが、その藁にも縋りたい必死さに、かつての自分を思い出して泣けました。
うつは本当に苦しくて、実際生きるか死ぬかなので、それを解決できるなら方法にこだわってはいられないと思います。そしてどんな突飛な方法がその人にとって役に立つか分からないのです。
ただ、渦中にある人や経験者がこれを読んでほっとするかどうかは、人それぞれだと思いました。
それは一冊には描き切れないパターンがたくさんあるからで、この作品に文句を言うわけではありません。
ひとつには、この本に収録されているのは、とても良くできたストーリーばかりで、どのケースもうつを抜ける(休養と薬以外の)きっかけがはっきりしています。
私の場合は何か劇的な和解や悟りがあったわけではなく、合う薬があって徐々に良くなったので、まだそういう悟りがないから「うつヌケ」していないのかな~と心配になってしまいました。
体験を語ってくれているのは寛解して時間がたった人が多いので、私の場合ももっと距離を置けば、あれがきっかけだったと見えてくるのかもしれないなと思いました。(紹介されていた脚本家の一色伸幸さんも、うつ病の体験を本にまとめられたのは寛解して10年後だということです。)
ふたつめは、うつを脱出する条件が「周囲から『自分が必要とされている』ことを感じる」(132) こととされているのが心配の種になりました。
この考え方は何度も繰り返し出てきます。
たしかに、自分が必要とされていると感じて、仕事などがうまくいき始めれば、精神状態はぐっと良くなると思います。
私はまだ薬やカウンセリングで状態が良くなっただけで、仕事がうまくいき始めたわけではありません。
漫画に出てくる人たちのように、別の、もっと自分に向いた環境に移れたわけでもありません。
だからまたうつになってしまうのかな~と、すごく不安になりました。
もしかしたらこの不安は正当なもので、今後のことを考え直すべきなのかもしれません。
とても優しい意図で描かれた作品で、私も応援しているのですが、うつ病の渦中にある場合、自分に非常に関係の深いトピックに触れると、それだけでナーバスになってしまうこともあるかもしれません。
安心させてくれようとするものを読んで、逆に不安の種を見つけてしまうということも、気持ちが落ち込んでいる時はあるのではないでしょうか。
あまり過剰な期待をせず、自分の体験していることを漫画のストーリーに押し込めてしまわないように注意して読むことができれば、とてもいい本です。
この本には載っていないけれど、あなたのうつ病の体験は「本当」です。
私はそこに自信が持てなくて、自分と漫画を比べてしまったのでした。
むしろ当事者の方より、ご家族や関係者の方におすすめの本ではないかと思います。
うつの辛さや、うつの時の物の考え方が分かりやすく書かれているからです。
心が元気な周りの人に読んでもらえれば、当事者の方も大いに助かるのではないでしょうか。
田中さんの、うつで今苦しんでいる人のために何かしたいという気持ちは本当によく分かります。
同じ地獄にいる人のために何かせずにはいられない。
それがその人のためになるかは、個人差があり過ぎて分からないのですが…。
でもきっとこの漫画で元気が出る人がいると思いますし、うつ病への理解も深まることと思います。
抽象的な話をするのではなくてたくさんのケースをまとめて報告する、というのは、うつ病の本として必要なことだと思いました。
田中さんがやってくださってよかったです。